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伊達市の山々60山 環境放射線測定 ~伊達市市民協働モデル事業~

伊達市19地点の放射線測定を続けている「NPO法人環境ワーキンググループ伊達」が、平成24年度伊達市市民協働モデル事業として、伊達市60の山々の空間放射線量の測定を行ない、その調査報告書を去る4月23日公表しました。今回、環境ワーキンググループ伊達の協力により、ここに、測定結果を公開いたします。なお、以下の文章は報告書の本文をそのまま採録してあります。

環境ワーキンググループ伊達伊達市放射線測定マップ

 

活動の趣旨・測定について

活動の趣旨

 

測定についての経過と注意点

1月25日から測定を開始し、3月29日で60山の測定を終了する。

報告書を作成するにあたって問題となったのが、積雪上で測定した場所と積雪無で測定した場所があること。積雪による遮蔽効果は伊達市委託の2年間の定点測定の数値データーから約10%から30%低減することが証明されているので、この点を考慮すると積雪有と積雪無の数値を混同させ、同一には表示できない事は明白である。そのためには積雪上で計測した地点は積雪無の時に再調査し、測定条件を統一する必要があるという判断にたち、積雪上で測定した25山を4月に入ってから再度測定を実施した。

しかしながら、放射線量は天候や周囲の状況により同じ場所でも日々変動するので、今回の60山の測定も「積雪無」の条件で統一したものの60山を1日で測定したものではなく、21日間を要してたった1回だけ計測したものであるので絶対的正確な数値とは言えず、この数値をもってこの山の放射線量はこうであるという断定はできないものと思われる。あくまでも参考まで数値という事で対処頂きたい。

伊達市60山空間放射線量

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測定方法:地上100cmで5回測定し、その平均値を測定値とした。
測定機器:HORIBA・ラディ(No福島192)
単位:μsV/h (マイクロシーベルト毎時)
【測定場所】
伊達市産業部農林課発行の自然観察マップに掲載されている60の山々
○登山口や駐車地点などのスタートとなる場所。
○山頂までの途中の線量は歩きながら測定した(○○台~○○台)と最低と最高の数値を記録する。
○山頂での測定。(三角点のある山はその地点の位置と標高をGPSで確認し、その位置を測定する。)

測定結果の解析

  • 測定地点で一番線量の高かった山は、三郷森の2.953μSv/h、次いで最登山2.855μSv/h、合ノ柴山2.536μSv/hと続く。これら3山は月舘町相葭地区の北方及び北東に位置し、月舘町及び霊山町にまたがる標高600台の山々である。その裾野は伊達市内でも線量の高い地域で伊達市の定点測定地でも最も高い線量を示している地域である。ただ、これらの山の数値は山頂で計測した数値であるが、山頂までの途中の杉の植林地などは3.100台から3.300台の線量を示している。林道三郷森線終点では3.473μSv/hと高線量を示している場所もある。
  • 次いで線量の高い山は富成地区にある山で大平山、台山、黒森山などである。上小国地区と月舘町にまたがる御幸山から堀沢山までの七ツ森の連山も1.500台と高線量である。また線量が高いのは山頂よりも山への取り付き場所や尾根道の方が高い傾向を示している。
  • 60山のうちほとんどの山が山頂の方が線量は低かった。これは山頂の形状などから放射性物質が滞留しないで下の方に滞留、蓄積されたものと思われる。
  • 積雪のある時とない時の線量の差が予想以上に大きい地点があった。積雪の量、積雪の期間、周囲の地形などの要因が複雑に絡み合ってその山の遮蔽効果が現われているものと思われ、一律に低下しているわけではなく、1%台から40%と山によって数値の変動幅が大きく異なっている。
【参考資料 -積雪有と積雪無の放射線量比較】

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